陽だまり堂が始まり
そして奄美大島伝統発酵食品『ミキ』の
製造販売を選んだ理由。
それは日本で古来から栽培されてきた作物を
原料とし製造できる発酵食品であること。
これなら日本の一次産業を支える
大切な仕事になると考えたからだ。
そして人間にとって水分や酸素と同じように
体を構成し健康でいるために必要不可欠な
酵素を含む発酵食品である。
『ミキ』を通して
心身共に健康になり
各々の大切な仕事に精を出せるようになることで
それが大切な家族を支え
この社会全体を創り出す活力となる。
そんな思いから陽だまり堂は始まっている。
ミキの原料のひとつはさつま芋。
戦中戦後の食糧難を支えた作物である。
僕は戦時中のことを教科書やマンガなどから
勝手なイメージを作っていた1人だが、
当時、粗食として食べられていたと
先入観を持って捉えていた。
しかし、
さつま芋のことを少しづつ紐解いていくと
そのイメージとは裏腹にとても栄養価が高く
更に痩せた土地でもよく育つという
特徴をもっていることが分かった。
だからこそ戦中戦後に多く栽培され
食されていたのかもしれない。
ところで、さつま芋には
β-アミラーゼ
ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE
ナトリウム、カリウム、カルシウム
マグネシウム、ヤラピン酸、ナイヤシン
パテトン酸、リン、鉄、亜鉛、食物繊維など
数多くの栄養素も含まれている。
このβ-アミラーゼという酵素は澱粉を分解し
麦芽糖に変える酵素になる。
この酵素は60〜75℃の温度帯で活性し
β-アミラーゼが澱粉を麦芽糖に変える力も強く
ゆっくりと加熱し時間をかけて
焼き上げたさつま芋は
とても甘くて美味しい焼き芋になる。
更にβ-アミラーゼは
消化酵素としての役割も持っている。
人は食物を胃の中や腸内の消化液だけで
消化吸収しているのではないということだ。
食物の消化分解
アルコールの消化分解
血液の生成
皮膚や毛髪などの代謝
これらは全て酵素が必要となる。
体の中にある酵素は有限で
歳をとるごとに酵素は使われて減少していく。
だからこそ効率よく酵素を補っていかないと
老化を早めたり、病を発症したりしやすくなる。
ここで終わりではない
さつま芋にはまだまだ良いところがあるのだ。
それは朝顔などの蔓科の植物に含まれる
ヤラピン酸という物質だ。
このヤラピン酸とはさつま芋を輪切りにしたときに
出てくる白い乳液状の物質で
胃の粘膜を保護したり
腸内のぜん動を促進する働きを持っている。
食物繊維とともに腸内環境を
良くしてくれる優れものなのだ。
それに加えて奄美大島伝統発酵食品の『ミキ』は
乳酸菌を多く含む発酵乳酸菌食品になので
更に腸内の善玉ビフィズス菌を増やし
より良い環境を作ってくれる。
さつま芋は思っているよりも
栄養価が高い食品だということが
わかっていただけたかな?
そして奄美大島伝統発酵乳酸菌食品である『ミキ』
の魅力も少しは伝えられたかな?
これからもみんなが健やかになるように願いながら
今日もまた陽だまり堂『ミキ』製造所の
オープンを目指して一歩一歩
着実に進んでおります。
それではまた!
adiós amigo.
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