玄米に含まれる多くの栄養やそのバランスの良さはよく知られるところです。
ところが間違った食べ方をしてしまうと玄米は体に良い影響を及ぼしません。
実は玄米のみならず、ひえ、あわ、きび、大豆などの雑穀をはじめ、
あらゆる植物の種子(いわゆる種もの)には、その子孫を守るため、
動物に食べすぎられないように身を守るメカニズムや、
土の上に落ちても腐ることなくやがて発芽に適した季節になると芽を出すことが出来るように、
栄養成分を貯蔵して決して外に出さないというメカニズムが働いています。
その因子が「アブシジン酸」や「フィチン酸」という物質なのです。
●アブシジン酸とは アブシジン酸(以下ABA)は植物ホルモンで、
発芽を抑制する因子として働き、植物の発芽を調節しています。
このABAは人体に対して毒作用がありますので、
玄米など種ものを食べる時これを“無毒化”して
食べる正しい知識がないとかえって体に良い影響を及ぼしません。
●フィチン酸のキレート作用 フィチン酸は、
特に種子のなかにおいてフィチン(フィチン酸とミネラルの混合塩で水不溶性)の形をとり、
強いキレート作用でリンをはじめとして多くの金属イオン
(カルシウム、マグネシウムなどのミネラル)と強く結合しています。
つまり、玄米の中にあるせっかくのミネラルが、
フィチンのキレート作用のために吸収を阻害されてしまうのです。
こういった玄米の持つ仕組みのため
陽だまり堂では水切り法を用いた発芽方法で
玄米の栄養を損なわず、体にも優しい発芽玄米にしてから
陽だまり堂オリジナルの「発芽玄米ミキ」を製造しております。
トウモロコシのような玄米の甘い香りと
程よい歯ごたえが美味しい「発芽玄米ミキ」
先日、来訪した奄美大島で得たいと手間を加えて
さらに雑味なく癖のない自然な甘みの美味しいミキになりました。
ぜひ一度ご賞味ください!!
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