屋上菜園で採れた唐辛子も真っ赤に染まって熟しています。
そして、陽だまり堂の準備もとうとう最終段階
開店までの季も熟して参りました。
先日、伊勢神宮でいただいてきた神棚をおまつりする前に
熱田神宮へ祈願とお札をいただきに行ってきました。
この前室に置かれている給茶機のお茶がめちゃくちゃうまいので
南門から歩いてきて喉がカラカラだった親父と共にガブ飲み
この前室は冷房が効いていて冷たくおいしいお茶もあり室外とは違い天国のよう。
祈願も無事に終わって自宅に戻り神棚の設置準備にかかりました。
日本の神道では神棚の上には何も無いとされていて
神棚=神様(家を守ってくれる守り神)の上に
何かあってはいけないとされています。
しかし、2階には大家さんが住んでいて
神棚の上を大家さん家族が歩いたりしてしまうので
神棚の上(天井)に【雲】【空】【天】等という字を書いた紙を貼り、
『ここは空です。この上には何もありません』
と表現するようになったと言う訳なのです。
「雲」と書いた紙を天井に貼る事によって
「神棚の上方には、もう何もありません。
この神棚は、絶対的に神聖な空間です。」と見なすのだそうです。
なので硯で墨をすり高級半紙に己書で雲を何十枚も書き
その中からバランスが良く気落ちの良い「雲」を選び
神棚をお祀りする前に陽だまり堂の天井に貼り
神様をお迎えする準備をしました。
実家にある神棚ではお祀りする準備も
日頃のお供えもやった試しがない僕ですが
「ミキ」を作る上でも欠かせない存在として
きちんと神様をお迎えできるように準備をしました。
仲建設社長に準備していただいた1枚板の桐材で
しっかりとした棚板を作っていただいたので
もうそれはそれは立派な神棚になりました。
お供えものをして社長、副社長と僕が揃って神様にご挨拶を済まし
神々しさを纏った神棚を眺めていたら窓際にヤモリがいました。
人家内外の害虫を捕食することから家を守るとされるヤモリ
漢字では「守宮」(あるいは「家守」)と書かれ
よく似た名のイモリ(井守)とともに古くから
現れると縁起が良いと言われ親しまれています。
昔から出会うと嬉しくさせてくれるヤモリくんの登場に
陽だまり堂の繁盛を予感させてくれて気分が良くなりました。
ありがとうヤモリくん、これからもお守りしてくだいさいね。
神棚のお祭りを済ませる頃にはもうすっかり陽も落ちて
外は真っ暗になっていました。
近所は街灯も少ない住宅街なので
陽だまり堂の垂れ幕に透けた店内の明かりが
己書総師範に描いていただいた看板の文字が
浮かび上がりとても良い雰囲気を作り出していました。
正式なオープン日も決定しました。
9月9日にオープンします。
クガツクンチです。
奄美大島では旧暦の9月9日に
前年の願いを切り今年の願いを掛けるお祭りがあります。
このお祭りの3日前から神棚の前で貯蔵発酵した「ミキ」を
クガツクンチに振る舞うのです。
そのお祭りに肖り、陽だまり堂では新暦の9月9日を
オープン日にすることにしました。
来週の土曜日にようやく開店です。
まだまだオンラインショップなどの準備ができていませんが
順次準備が整い次第、このブログを通してお知らせしていきますので
以後もよろしくお願いします。
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