お正月飾りの処分にどんと焼きや神社・寺院でのお焚き上げで行います。
毎年、正月飾りは神様にお供えするものなので毎年新しくするのが一般的。
元旦から7日までの松の内の間、飾っておきます。
関東では6日の夜から7日に外しますが、
関西地方では14日の夜から15日に外すそうです。
そして、小正月の15日にお焚き上げを行うのが正式だといいます。
神社や仏閣でお焚き上げを行うことで、
歳神様が煙と共に天へお帰りなるという行事になのです。
柳原町に陽だまり堂を設けてからの初のお正月。
陽だまり堂ができてから地域行事や季節行事に
積極的に参加するようになりました。
このお正月に陽だまり堂や自宅で飾っていた
正月飾りを持って深島神社へ行ってきました。
この深島神社はもともと深島弁財天と呼ばれていました。
弁財天は七福神のうちで福徳賦与の神様として信仰されている女神。
江ノ島、宮島、竹生島、大和の天の川、宮城金華山は五弁天と称され
この五弁天は全て水のあるところに祀られているのです。
その理由は弁財天が河川を神格化したものであるからで
ここ深島はもともと沼地だったことから
弁財天が祀られたのではないかと考えられています。
そして、名古屋城築城後はこの深島神社の西側を御用水が流れ
名古屋城を守るお堀に注がれていたのです。
現在は埋め立てられその名残もなく住宅街の片隅に
ひっそりと佇むお社になっています。
正直、お焚き上げに参加している年齢層の高さに驚きました。
同世代の男性は全くいません。
自分の父親ほどの方々が行事を取り仕切り
参加されているのはご老人ばかり。
廃れさせることなく続けられてきた行事。
続けて受け継ぐということの大切さを
最近になってとても重く感じることがあります。
廃れたら取り戻すのはとても大変なこと。
年中行事のときぐらい仕事を中断できて
風習を大切にすることのできる心のゆとりが
企業体にも企業人にも欲しいものです。
ニッポンはヨーロッパやアメリカ、カナダに続いて
ニッポンの社会は成熟期に達しようとしています。
その中でも仕事に従事する時間が長すぎると言われるニッポン。
世のお父さんも朝早くから仕事に行くより
家の子供たちとこの日の午前中だけお焚き上げに行って
地域のお年寄りから微笑みを貰いながら
お餅の入ったぜんざいを食べながらほっこりとしたいでしょ。
その日の仕事はそれからでいいじゃない?!
そんな気持ちのゆとりを持つことが成熟と言えるのかもしれないな。
決して政府が打ち立て成果を得られなかった
心理コントロールテストであるゆとり教育をは違う
心のゆとり習慣の大切さを感じた朝でした。
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